こんにちはソレイユファーマシー豊中薬局のMです(^^)/
新年が明けて早くも1か月経とうとしていますが、寒い毎日ですね🥶
最大寒波がやってくる…とニュースでも早めの対策をと伝えていますが、
この寒い時期に起こることがある『ヒートショック』について改めてお話させて頂きます。
ヒートショックとは…急激な温度の変化によって血圧が乱高下したり脈拍が変動すること
動脈硬化がある場合は、この負担に耐え切れず血管が破れてしまう危険性もある。
脳梗塞・心筋梗塞のリスクが高まる。
冬は特に室温差が大きくなるので注意が必要です。
入浴前のヒートショックリスクと対策
【リスク】
・温かい部屋→寒い脱衣所→浴室
・室温の差で血圧が乱高下したり脈拍が変動する
【対策】
・脱衣所をヒーターなどで温める
・浴室の扉を開けて脱衣所にヒーターの熱を送り込む(浴室乾燥機があれば温風スイッチON)
・入浴前に浴室全体にお湯のシャワーを掛けて温める
お風呂の温度は心臓に急激に負担を掛けないように、40度くらいのお湯にゆっくり浸かること
入浴後は十分な水分を摂ること
ここからはクイズです!!
高齢者のヒートショックを防げ!ヒートショッククイズ6問
【問題1】
浴室事故の年間死亡者数(家庭の浴槽での溺死者数)は、交通事故による年間死亡者数より多い?少ない?
①多い
②少ない
【問題2】
安全とされるお風呂の湯温は?
①ぬるめのお風呂
②熱めのお風呂
【問題3】
ヒートショックの影響で事故になりやすい年代は?
①子供
②高齢者
【問題4】
ヒートショックの予防として心がけるべき入浴方法は?
①一気に湯船につかる
②手足からかけ湯をして徐々につかる
【問題5】
ヒートショックの予防として正しい入浴前の準備は?
①入浴前に脱衣室や浴室をあたためる
②窓を開けて新鮮な空気に入れ替える
【問題6】
特にリスクが大きい高齢者に予防としてお勧めしたいのは?
①一番風呂に入る
②体をあたためる為にお酒を飲んでから入る
③家族に一声かけてから入る
【答え】
【問題1】①多い
国の統計データによると、家庭の浴槽で溺れて亡くなった方は、2015年には5,000人弱。
一方、同年の交通事故死亡者は約4,000人弱でした。
【問題2】①ぬるめのお風呂
半身浴で、ぬるめのお湯(38~40℃)に10分~20分程度ゆっくりとつかることを目安にしましょう。
【問題3】②高齢者
高齢者は血圧変化を起こしやすく、体温の調節機能も低下しがちで、入浴による血圧の急激な変動による健康被害につながりやすくなります。
【問題4】②手足からかけ湯をして徐々につかる
お風呂に入る前に、手や足といった末端の部分からかけ湯をして徐々に温め、急な血圧変動を抑えましょう。
【問題5】①入浴前に脱衣室や浴室をあたためる
入浴前に脱衣室や浴室を暖房機器やシャワーで暖めると、温度差を抑えることが出来ます。
【問題6】③家族に一声かけてから入る
一番風呂は脱衣室や浴室があたたまっておらず、ヒートショックのリスクは高くなります。家族など、誰かの見守りがある環境で入浴することで、入浴事故は減らせます。
出典:tenki.jp